Minor CP PC、携帯共通ブログ
連絡用と銘打った生存確認用ブログ。最近は携帯からのジャンプ感想板になりつつあります。
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新しいあなたも愛してる!
お誕生日おめでとう、十代目ぇぇぇえええぇぇぇぇ!!!
あなたが生まれてくれたことに感謝!あなたを好きになったおかげで出会えた人たちは、皆私の宝です。素敵な出会いをありがとう。あなたに出会えたことに感謝!!
ハッピーです、りえるです。
ごそごそ書いて結局まとまらなかった無配にしたかった文をこっそり置いていきます。
誕生日本で力いっぱい祝ったので、ちょっとシリアスMCP風味でお送りします。
新たな旅立ち、なんて意味を込めて十代目のお誕生日の今日、この日に。ちょっと不完全だけど、鮮度命ということで。
あなたが生まれてくれたことに感謝!あなたを好きになったおかげで出会えた人たちは、皆私の宝です。素敵な出会いをありがとう。あなたに出会えたことに感謝!!
ハッピーです、りえるです。
ごそごそ書いて結局まとまらなかった無配にしたかった文をこっそり置いていきます。
誕生日本で力いっぱい祝ったので、ちょっとシリアスMCP風味でお送りします。
新たな旅立ち、なんて意味を込めて十代目のお誕生日の今日、この日に。ちょっと不完全だけど、鮮度命ということで。
遠く見えていた光が辺りを包み、視界が開けた。
ここに来るのは何度目だろう。沢田の周りを、ボンゴレ歴代ボス達の影が現れては消えていく。沢田で十人目。長く続いたボンゴレの歴史。その長さに比例して、多くの悲劇が生まれた。
「随分とかかったな」
最後に現れたのは、最初の一人。沢田と瓜二つの男。
「プリーモ……」
彼の姿を見た瞬間、沢田の中に迷いが生じた。
まだ幼かったあの日、口にした思い。それは確かに沢田の本心だ。
けれど――
「後悔しているのか?」
「いいえ」
即答だった。
後悔など、ない。
ただ、彼の作り上げたものを壊してしまう事に、後ろめたさを感じただけだ。
「ならば、いい。お前の好きにしろと言ったはずだ」
まっすぐに沢田を見た彼、ボンゴレプリーモは、悠然と微笑んだ。
ボンゴレを壊す。
それは、想像以上に大変な事だった。イタリアでも最大規模を誇るこの組織は、それだけ多くの人の居場所になっていた。どんなに立派な建前や綺麗事を並べたところで、彼らからそれを奪ってしまう事実に代わりはない。
それでも。
守りたいと思ったのだ。みんなの笑顔を。
断ち切りたいと思ったのだ。血塗られた歴史を。
きっと、これが正しい結末だと。そう信じた。
「ごめんなさい。ボンゴレは、俺には大きすぎたみたいです」
「気にするな。始まりに戻るだけだ。今度は、デーチモの本当に大切な者達を守ればいい」
歴史の始まりは、そこからだったのだから。詫びる沢田に、プリーモはただそう言ってマントを翻した。
ゆらりと世界が揺れる。
歴史が途絶える瞬間は、彼らの世界が終わる瞬間でもあった。
「綱吉、です」
消えゆく彼に向かって沢田は言った。金の瞳が不思議そうに瞬く。
「今日から、ただの綱吉ですよ、ジョットさん」
そして新しい世界が、また始まる。
――――― RE:born
ここに来るのは何度目だろう。沢田の周りを、ボンゴレ歴代ボス達の影が現れては消えていく。沢田で十人目。長く続いたボンゴレの歴史。その長さに比例して、多くの悲劇が生まれた。
「随分とかかったな」
最後に現れたのは、最初の一人。沢田と瓜二つの男。
「プリーモ……」
彼の姿を見た瞬間、沢田の中に迷いが生じた。
まだ幼かったあの日、口にした思い。それは確かに沢田の本心だ。
けれど――
「後悔しているのか?」
「いいえ」
即答だった。
後悔など、ない。
ただ、彼の作り上げたものを壊してしまう事に、後ろめたさを感じただけだ。
「ならば、いい。お前の好きにしろと言ったはずだ」
まっすぐに沢田を見た彼、ボンゴレプリーモは、悠然と微笑んだ。
ボンゴレを壊す。
それは、想像以上に大変な事だった。イタリアでも最大規模を誇るこの組織は、それだけ多くの人の居場所になっていた。どんなに立派な建前や綺麗事を並べたところで、彼らからそれを奪ってしまう事実に代わりはない。
それでも。
守りたいと思ったのだ。みんなの笑顔を。
断ち切りたいと思ったのだ。血塗られた歴史を。
きっと、これが正しい結末だと。そう信じた。
「ごめんなさい。ボンゴレは、俺には大きすぎたみたいです」
「気にするな。始まりに戻るだけだ。今度は、デーチモの本当に大切な者達を守ればいい」
歴史の始まりは、そこからだったのだから。詫びる沢田に、プリーモはただそう言ってマントを翻した。
ゆらりと世界が揺れる。
歴史が途絶える瞬間は、彼らの世界が終わる瞬間でもあった。
「綱吉、です」
消えゆく彼に向かって沢田は言った。金の瞳が不思議そうに瞬く。
「今日から、ただの綱吉ですよ、ジョットさん」
そして新しい世界が、また始まる。
――――― RE:born
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